2013年4月10日水曜日

[E3 2010]「Assassins Creed Brotherhood」に初めて搭載されたマルチプレイを体験プレイ。ローマの街は

 E3のUbisoft Entertainmentのブースでは,欧米地域で2010年11月16日に発売される予定の「Assassin's Creed Brotherhood」(//)のマルチプレイを体験できた。シリーズ初となるマルチプレイは,どのようなコンセプトで,どのような特徴を持つものになったのだろうか,rmt。  ほこりっぽい中近枻谓证蛉イ辏禋⒄撙芜z伝子を受け継ぐ者はルネサンス期のきらびやかなイタリアにやってきた。科学と経済が発達したフィレンツェを背景に,罠にかかって殺された家族の復讐を誓った若き貴族,Ezio Auditoreの姿を描いたのが,2009年にUbisoft Entertainmentからリリースされたシリーズ第2弾「Assassin's Creed II」だ。今回紹介するBrotherhoodは,同作の続編にあたる作品である。  本作は,当初「3部作になる」とされていたシリーズの3作めにあたるが,Assassin's Creed IIの外伝的な位置づけとなっている。そのため,シングルプレイのゲームシステムなどに大きな変更はない。なんといっても,シリーズ初のマルチプレイが実装されたことが,本作最大のウリといえるだろう。  Brotherhoodは,E3のUbisoftブースではもちろんイチオシのタイトルであり,実際にマルチプレイを体験できるようになっていた。それでは,シングルプレイの内容から紹介しよう。  シングルプレイの主役はもちろんEzioだ。あれから長い年月が経ち,彼も今や40歳。アサシン教団の指導者にまで登り詰めた彼だが,相変わらず女性にモテモテというから,なんとなくうらやましい。  そんな折,緑が美しいAuditore邸をテンプル騎士団が急襲する。それも,剣を持って殴り込むなどという生やさしいものではなく,無数の大砲と攻城塔,そして大軍をそろえた本格的な攻撃だ。  これがシングルプレイの冒頭シーンになるが,戦争の迫力がものすごい。大砲が火を噴き,塔が崩れ落ちと,スペクタクルなシーンが続き,冒頭からプレイヤーの心をつかんでしまうだろう。  叔父を失い,家族を人伽巳·椁欷縀zioは単身,からくも脱出に成功するが,ドラクエ10 RMT,今回見られたのはここまでで,その先はいずれまたである。  どうやら,彼は配下の暗殺者達を引き連れ,テンプル騎士団の本拠の一つがあるローマへ向かうらしい。おそらく,いつものように緻密に描き込まれた永遠の都ローマを,全力で走り抜けることになりそうだ。  そして注目のマルチプレイだが,その設定は「暗殺者同士の殺し合い」だ。ゲームモードの名前は“Wanted”で,プレイヤーには指示された相手をすみやかに暗殺することが求められる。ターゲットの顔など,基本的な情報が画面に表示されるほか,ざっくりとした方向や,接近の度合も分かるようになっている。  というわけで,さっそく指示された方角に歩き出すが,いきなり背後から走ってきた男にノドをかき切られてしまった。なるほど,どうやら別の暗殺者がこちらを狙っているようだ。  市内では,数多くのNPCがそれぞれのことをしており,誰が敵なのかよく分からない。ベンチに座っているあの大男かも知れないし,街角に立つ女もまた怪しい。  このような状況なので,プレイヤーは自然にこそこそと動くことになる。派手に行動すれば自分の正体がバレやすくなるので,物陰に隠れたり,屋根伝いに歩いたりし,追っ手の目を逃れたい。  もちろん,体験プレイに参加した人々は全員が初めてのプレイなので,最初こそ走り回って殺し合う姿が見られたものの,じきに静かになり,緊張感が高まっていった。  暗殺者は,群衆に紛れ込んで姿をくらます,おなじみの“ソーシャルステルス”のほか,その場にいる一般市民と一定時間,同じ姿になる,煙幕で敵を混乱させるといった特殊技能を備えている。  暗殺するだけでなく,別の暗殺者や警備兵に追われたとき,うまく逃げ切ることでもポイントが得られる仕組みだ。  自分が追われているときは,その旨が表示される。追われているあいだだけ開き,通過すると自動的に閉まる門があるので,それをうまく使ったり,これまでのようにわら束にダイブしたりして逃げ切りを図ろう。  こうして稼いだポイントでレベルを上げ,新たなアイテムなどをアンロックしていくことになるようだ。  短時間だったが,今回実際に遊んでみて,Brotherhoodのマルチプレイが,手に汗握る暗殺者同士の戦いのエッセンスを,しっかりと凝縮したものであることがよく分かった。  今のところ,Wanted以外に用意されているゲームモードは明らかにされていない。もし,同じくらいのクオリティのモードがほかにも用意されているならば,一人で遊ぶよりマルチプレイのほうが好きというゲーマーも注目の一作となりそうだ。
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