マチ★アソビ Vol.9の開催期間中にあたる2012年10月7日,徳島?あわぎんホールにてアニメ制作会社ufotableとカラーによる人材発掘セミナー「スタジオカラー『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』×ufotable『Fate/Zero』から紐解く『いま,デジタルで生きていくということ』」の講演が行われた。 登壇者はufotableの寺尾優一氏とカラーの瓶子修一氏。セミナーでは,普段あまり取り上げられない「撮影」という業務に携わる2人が,代表作のメイキングを披露しながら,アニメ制作に対する思いを語った。進行役は,ufotable代表の近藤 光氏だ。 デジタル化と共に変化していった撮影という仕事 講演の開始時にはここでしか見られないデモムービーが上映された。こちらはufotableのデモムービー カラーのデモムービー アニメ制作における撮影とは,作画班からあがってきた背景やキャラクターの絵を動画(映像)にする仕事。寺尾氏はその中で光の効果を主に担当しており,制作した映像が最終的に受け手にどう見えるかを考えながら作業していくという。 瓶子氏も現在は寺尾氏とほとんど同じ仕事をしているが,元々はデザイナーだったそうだ。アニメ業界はいろいろな会社を転々とするパターンがあり,瓶子氏も15年で4社を経験したのち,今のカラーで撮影の業務に携わることになったとのこと。 ufotableの組織図。画面では中心がufotableになっているが,実際の心臓は制作部で,カバル RMT,そこからオーダーが各セクションに降りてきて,上がってきたものも制作部によってまとめられる。寺尾氏は撮影部で,映像のコンポジットを担当するセクションに所属している こちらはカラーの組織図。作画部には,アニメ業界人なら知らない人はいない超有名監督ばかりが集まっている……というか,超有名監督しかいないという。瓶子氏の所属するデジタル部は,そんな作画部に負けないデジタル映像を作るべく,30代のスタッフが中心となって活動している アナログ時代のアニメ制作では,撮影という仕事は職人の手によるものだった。フィルムのカメラを回して,机に置かれているセルロイドを撮影していく。その手法はスタジオによって異なっており,その技術は門外不出のものだったそうだ,ディアブロ3 RMT。さらに,例えば天井の低いスタジオでは高い位置からの撮影ができないといった物理的な問題も起こっていた時代で,近藤氏のように制作に携わる人は,各会社の特徴を覚え,求めている絵を作れる企業に発注するという判断が求められたという
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